国際送金:まずコストがどこにあるかを見極める
この記事は送金コストの内訳と注意すべき点を説明するもので、特定の送金サービスをすすめるものではなく、財務上のアドバイスも提供しません。
コストは二層ある
一層目は明示された手数料で、通常はページに書かれています。二層目は為替レートの差、つまりあなたに適用されるレートと仲値(mid-market rate)との開きです。
二層目は一層目より大きいことがよくありますが、「手数料」とは表示されません。比べるときは手数料だけを見るのではなく、「相手が最終的に実際いくら受け取るか」を見る必要があります。
- 実際にできること
- 比べるときは同じ金額を使い、各社の「受取人が実際に受け取る額」の数字を見る
- 中継銀行の手数料があるかどうかをはっきり聞く。これはあとになってから出てくることが多い
- 着金までの時間を確認する。急ぎと通常ではコストが大きく違う
安全とコンプライアンス
どの送金サービスを使う場合でも、事前にアメリカで合法的に登録されていることを確認します。金額が大きい場合、機関は規定に基づいて資金の出どころについての説明を求めますが、これは通常の手続きです。
- 実際にできること
- サービス事業者がアメリカで合法的に登録されていることを確認する
- 毎回の送金の記録と領収書を保管する
- 初回はまず少額で試しに送り、受取人の情報が正しいことを確認する
タイミングもコストのうち
為替レートは毎日変わります。定期的に送金するのであれば、一度に全額を送るより、時期を分けて送るほうが通常は安定します。ただしこれは投資のアドバイスではなく、タイミングを分散させるよくあるやり方というだけです。
- 実際にできること
- 定期的に送金するなら、決まったペースを一つ決める
- 為替レートを待つあまり、本当にお金が必要なタイミングを逃さない
- 税務に関する疑問は、資格のある税務の専門家に相談する
コストは半分にすぎず、もう半分は受け取る側にある
どれだけきちんと計算しても、相手が引き出せなければ意味がありません。初めて送る前に、次のことは答えが得られるまで聞いておく必要があります。聞く相手は受取人で、送金サービスではありません。
当サイトには、母国からのお金を自分のところに送金してもらうとき、受け取る側が先に準備しておくことについての別の記事があります。逆方向の送金では、つまずく場所がここでの話とは違います。
- 実際にできること
- 相手は何で受け取るのか:口座への入金、窓口での現金受け取り、それともモバイル決済か
- 本人が出向く必要があるか、どの種類の身分証明書が必要か
- 受け取り期限があるか、期限を過ぎるとどうなるか
- 受取人の氏名のつづりは、相手の身分証明書の記載と完全に一致させる
氏名のつづりの不一致は、最もよくつまずく項目
ミドルネームを書くか書かないか、姓名の順序、ローマ字表記の方式。人が見れば同じ人物でも、システムが照合するときには同じではありません。そしてつまずいたあとの対処は、通常、もう一度送り直すよりも面倒です。
当サイト(ビザサイト)には、氏名や生年月日が書類ごとに一致しないときにどうすればよいかについての別の記事があります。送金についてのやり方はとても単純です。普段の呼び方ではなく、受取人の身分証明書に書かれているとおりに一字一句違えずに記入します。
この記事の範囲
この記事が扱っているのは、コストの構造の内訳と聞くべき質問です。いかなる送金サービスや機関もすすめず、いかなる料率や為替レートも挙げず、いかなる為替レートの動向も予測せず、いかなる税務上の義務や申告義務も判断せず、財務上、税務上または法律上のアドバイスにもあたりません。関連する疑問は、資格のある専門家にご相談ください。
ポイント
送金サービスを比べるときに見る数字は一つだけです。受取人が最終的に実際いくら受け取るか。ほかはすべて包装にすぎません。