両方の国に口座があるとき:記録は分け、為替レートはその時点のものを書き留める
渡米したばかりの人の多くは、しばらくのあいだ両方の国に口座を持つことになります。それ自体はごく普通のことですが、分けて記録しておかないと、数か月後には自分の状況が分からなくなります。
両方の記録は分ける
両方の収支を同じ一枚の表に混ぜるのは、いちばんよくあるやり方であり、家計の記録をいちばん早く投げ出したくなるやり方でもあります。通貨が違うので、合計しても意味がないからです。
実際のやり方としては、それぞれ別々に記録し、必要なときにだけ一度換算します。日々の判断には、いま住んでいる国のほうの記録を使えば十分です。
換算するときは、その時点の為替レートを書き留める
ある一件に換算が必要なら、換算したその時点の為替レートをその一件の横に書いておきます。あとから戻って書き足そうとしないでください。為替レートは常に動いていて、当時いくらだったかは覚えていられないからです。
お伝えしたいのは一つだけです。その時点の数字を書き留めておいて初めて、記録のつじつまが合います。
母国の側でまだ動いているもの
出国したあとも、母国の口座にはたいていいくつかの継続的な取引が残ります。次の種類は、一度整理しておく価値があります。
- 実際にできること
- まだ自動引き落としが続いているサブスクリプションやサービス
- まだ入金を受けている口座(ある場合)
- 引き続き支払う必要のある費用
- 利用停止とみなされないように、取引を維持する必要のある口座
- そちらに登録してある連絡先の住所と電話番号がまだ有効かどうか
連絡先の項目がいちばん問題になりやすい
多くの機関は、確認の連絡を登録済みの電話番号や住所に送ります。引っ越したあとはその番号がすでに使えなくなっていることがあり、その結果、自分の口座から締め出されてしまいます。
そのため、出国前か渡米直後に、まだ使っている口座の一つひとつについて、どの連絡先が登録されているか、そしていま自分が受け取れるものに変更できるかを確認します。この件は、早く対処するほど簡単です。
送金の記録は残す
両国間の送金は、一件ごとに記録を残します。日付、金額、双方の口座、費用、そしてその時点の為替レートです。当サイトには、国際送金のコストがどこにあるかについての別の記事があります。
記録を残す理由はとても単純です。この種の取引についてあとで説明が必要になった場合、説明できるのは記録だけだからです。
当サイトには、収入源が同時に二つあるとき、記録は分けて作ることについての別の記事があります。二つの国の口座と二つの収入は別の話ですが、分けて記録すべき理由は同じです。
当サイトには、端末に米ドルと現地通貨のどちらを使うかを聞かれること、どちらを選ぶかで両替をする相手が違うことについての別の記事があります。その時点の為替レートを書き留めるのは、あとでつじつまを合わせられるようにするためです。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、記録と整理のしかたです。為替レートは一切予測しておらず、両替や送金の時期も勧めておらず、特定の機関やサービスも推奨しておらず、納税や申告の義務についても判断しておらず、金融、税務、法律面の助言にもあたりません。関連する問題は資格のある専門家にご相談ください。
ポイント
両方の記録は分けてつけ、換算するときはその時点の為替レートをその一件の横に書き留めます。母国の口座に登録してある連絡先が、いまも自分で受け取れるものかを特に確認します。