家計の記録:本当に続けられる方法を見つける
家計の記録が続かないのは、多くの場合、方法が細かすぎるからです。まずは続けることを目指し、正確さはそのあとで考えます。
まず、どの問いに答えたいのかを決める
「毎月いくら使っているか」と「お金がどこに使われているか」は別の問いで、必要な細かさが違います。
総額を知りたいだけなら、口座残高の変化を見れば十分で、一件ずつ分類する必要はありません。
よくある三つのやり方の一長一短
全自動のツールは手間がかかりませんが、口座との連携が必要です。スプレッドシートは自由度が高い一方で、自分で入力しなければなりません。大きな区分をいくつかだけ追う方法はいちばん続けやすいものの、細かいところは見えません。
始めたばかりのうちは、いちばん手間のかからない方法を選び、三か月続けられてから、さらに細かくするかどうかを決めることをおすすめします。
- 実際にできること
- 口座と連携するツールは、データの安全性と権限の範囲を確認する
- スプレッドシートのいちばん簡単な形は三列だけ:日付、金額、大きな区分
固定費と変動費は分けて見る
家賃、保険、サブスクリプションは固定で、年に一度見直せば十分です。食費、交通費、娯楽は変動するもので、家計の記録が本当に役立つのはそこです。
サブスクリプションは年に一度見直す
サブスクリプションは、いちばん積み重なりやすく、いちばん気づきにくい支出です。明細書を一度めくって、使っていないものを解約します。当サイトには、自動引き落としは、気に留めなくなるからこそ定期的に見直すことについての別の記事があります。
渡米 1 年目の家計の記録には、特別な使い道がある
来たばかりのときは、こちらの物価についてまだ感覚がありません。何が高くて何が普通なのかは、実際の数字から築いていくしかありません。それができるのは家計の記録だけです。
つまり、1 年目の家計の記録は基準をつくるためのものです。1 年目を乗り切って初めて、自分自身の参照点が使えるようになります。当サイトには、渡米後最初の数か月の支出は二つの列に分けて見ることについての別の記事があります。
やめてしまったあと、どう再開するか
ほとんど誰もが途中で途切れます。途切れたあとにいちばんよくある誤りは、空白の数か月を埋め戻そうとすることです。結局、途中まで埋めたところでまたやめてしまいます。
正しいやり方は今日から始めることで、空白は空白のままにしておきます。家計の記録の価値は先へ進むことにあり、さかのぼって埋めることにはありません。その数か月が本当に重要なら、口座の明細を見ておおよそをつかめば十分です。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、家計の記録方法の選び方と続け方です。金額、割合、配分の方法を勧めるものではなく、個人の財務状況を評価するものでもなく、ツールやサービスを推薦するものでもなく、財務上の助言にもあたりません。
ポイント
まず答えたい問いを決め、いちばん手間のかからない方法を選んで三か月続け、固定費と変動費を分けて見て、サブスクリプションを年に一度見直します。