口座番号とルーティング番号を求められたら:まずどちらの種類の求めなのかを見分ける
雇用主が給与の口座振込を設定する、学校が返金する、大家が自動引き落としを設定する——どの場合も同じ一組の情報を聞かれます。このこと自体はごくふつうです。ですから、伝えてよいかどうかを毎回悩むよりも、「どんな場合なら自分から伝えるか」を先にルールとして決めておくほうがよいでしょう。
まず、二種類の数字が別物だと区別する
一組は機関そのものの番号で、同じ銀行の利用者なら全員同じです。もう一組が、あなたの口座番号です。前者は調べればわかりますが、後者はむやみに出回らせるべきものではありません。
当サイトには、米国の銀行口座にまつわる用語が何を指しているのかについての別の記事があります。その中で、送金方法の違いに触れています。どちらの番号を伝えるのか、相手がそれを何に使うのかは、相手がどの方法を使おうとしているのかによって決まります。
判断するのは経路
「この人は信用できるか」をその場で判断するのは難しいですが、「この経路は自分が先に始めたものか」は簡単に判断できます。自分で相手のシステムにログインして入力するのと、相手が電話をかけてきて求めるのとは、別のことです。
当サイトには、よくある金融詐欺に共通するいくつかの特徴についての別の記事があります。その記事の結論は、相手を見極めなくても、決まったやり方を持てるということです。ここで使うのも同じやり方です——主導権を自分の側に残しておきます。
- 実際にできること
- 自分でログインし、自分で入力するもの——これが通常の形
- 相手がリンクを送ってきて、そこから入力するよう求めるもの——いったん置いておき、自分で見つけた入口を使う
- 電話、SMS、メッセージの中で、数字をそのまま返信するよう求めるもの——返信せず、自分で見つけた番号にかけ直す
伝える前に、どう使われるのかをひとこと尋ねる
同じ一組の数字は、「お金を入れる」ことにも「お金を引き出す」ことにも使えます。この二種類の承認は多くの場面で別々になっているので、相手が設定しようとしているのがどちらなのかをはっきり尋ねることは、相手を困らせることではありません。
当サイトには、自動引き落としは意識しなくなるからこそ定期的に見直すことについての別の記事があります。伝えたその瞬間が、その1件を、定期的に見直すリストに加えるときです。
最初の1件が入ってきたとき、または出ていったときに確認する
設定が完了したことは、有効になったことを意味しません。初回の金額、日付、そして表示される名称の三つすべてを一度確認します——特に名称です。あとで明細書の上でこれが誰なのかを見分ける手がかりになるからです。
当サイトには、入ってくるはずのお金が入ってこないとき、まずどの段階まで進んだかを確認することについての別の記事があります。当サイトには、お金が見えているのにまだ使えない時間差についての別の記事があります。最初の1件は、この二つによっていちばん惑わされやすいものです。
伝えた先は記録する——あとでそのリストが必要になるから
口座を替える、銀行を替える、あるいは数字が外部に漏れたとわかったとき、必要になるのは「この数字を誰が持っているか」のリストです。あとから思い出そうとすると、たいてい二つ三つ漏れます。
当サイトには、カードや口座を替えるとき、更新が必要な場所は覚えているより多いことについての別の記事があります。そのリストを最初の1回から記録しはじめていれば、あとで作り直す必要はありません。
当サイト(ツールサイト)には、自分から連絡するときは、見つけた番号と窓口が正しいものかをまず確かめることについての別の記事があります。「この経路は自分が先に始めたものか」という問いについては、その記事が完全版です。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、自分で決めておける習慣と、残しておくべき記録です。いかなる求めや相手についても信用できるかどうかを判断せず、いかなる機関の業務の進め方、承認の種類、処理手続きも説明せず、問題に遭ったあとの対処の手引きも提供せず、法律上または財務上の助言にも当たりません。
実際の対応は、ご利用の金融機関と相手方の組織の正式な説明が基準です。必要に応じて、資格のある専門家にご相談ください。
ポイント
二組の数字は別物です。機関の番号は公開されていますが、あなたの口座番号はそうではありません。判断するのは相手ではなく経路です——自分でログインして入力するのが通常の形で、誰かがリンクを送ってきたり、電話で返信を求めてきたりした場合は、すべて自分で見つけた入口に切り替えます。伝える前に、相手が設定しようとしているのはお金を入れることなのか、引き出すことなのかをひとこと尋ねます。最初の1件は、金額、日付、表示される名称をすべて確認します。伝えた先は最初の1回からリストにしておけば、口座を替えるときに役立ちます。