相手は返金済みと言うのに見当たらない:返金は元の道をたどる
当サイトには、入ってくるはずのお金が入ってこないとき、まずそれがどの段階まで進んでいるかを確認することについての別の記事があります。返品、サブスクリプションの解約、あるいは相手が取りすぎを認めたあとで、「もう返金しました」と言われます。数日たっても口座には何も入っておらず、相手はそもそも何もしていないのではと疑い始めます。たいていの場合、相手は手続きをしています。ただ、返金は思っていた道を通らず、思っていた行にも現れないのです。
返金は支払った元の場所へ戻る
返金は、特に指定がなければ元の支払い経路をたどって戻ります。どのカードで払ったかによってそのカードに戻り、どの口座から送金したかによってその口座に戻ります。いまいちばんよく使っているところに戻るわけではありません。
ですから最初にすることは、当時何で支払ったかを思い出すことです。ここでよくつまずきます。その支払いは三か月前のことかもしれず、その間にカードを替えたり、既定の支払い方法を変えたりしているからです。当サイトには、カードや口座を替えるとき、更新が必要な場所は覚えているより多いことについての別の記事があります。
- 実際にできること
- カードで払った場合:そのカードに戻ります。見るのはカードの請求書(明細)で、銀行口座ではありません
- 口座から送金した場合:その口座に戻ります。通常はカード払いより時間がかかります
- 仲介のプラットフォーム経由で払った場合:まずプラットフォームに戻り、そこからあなたに戻ります。途中でしばらく止まることがあります
明細書の上での位置は、最新の行とは限らない
返金が入金されたあと、返金した当日の日付ではなく、元の取引の日付を付ける機関があります。その結果、返金は明細書の途中に入り込み、最新の数行をいくら探しても見つからず、「まだ戻っていない」と判断してしまいます。
探すときは日付ではなく金額で探し、しかもその周期の全体をひととおり見ます。当サイトには、最初の明細書でまず見るのは残高ではないことについての別の記事があります。そちらは、この表の読み方を説明した記事です。
元のカードをすでに解約した、または番号が変わった場合
カードを解約したからといって、そのお金が消えるわけではありません。多くの場合、お金はやはり元の番号に送られ、そのあとカード発行会社が処理します。あなたの残高に入ることもあれば、小切手を作って、発行会社の手元にある住所へ郵送することもあります。
この場合に連絡する相手はカード発行会社で、店ではありません。店の手元に残っているのは「どの番号に返金した」という記録だけで、その先に何が起きたかは聞いても分かりません。当サイトには、口座やカードを閉じるとき、順番を間違えると長引くことについての別の記事があります。
戻ってくるのはお金とは限らない
返金の中には、店の残高、ギフトカード、あるいはあなたのアカウントに付く値引き分になるものがあります。それはお金ではありません。同じ場所でしか使えず、期限が付いていることが多く、たいていは他人に譲れません。
ですから、相手が「こちらで対応します」と言ったその場で、どの種類なのかをはっきり聞きます。受け取ったあとでは通常、元に戻せないからです。聞くことは三つで、聞き終えてから受け取るかどうかを決めます。
- 実際にできること
- どの商品にも使えるのか、それとも特定の種類に限られるのか
- 有効期限はあるのか、数か月なのか数年なのか
- 他人に譲れるのか、ほかの方法と併用できるのか
金額が少ないとき:求めるのは説明ではなく明細
戻ってきた金額が支払った額より少ないとき、よくある理由は、送料が返金されない、処理手数料が引かれた、あるいは一部の品目だけが返金された、のいずれかです。これらは通知からは通常読み取れません。通知には合計額が一つ書かれているだけだからです。
項目ごとの明細を一通もらい、自分の記録と照らし合わせます。当サイト(賃貸サイト)には、敷金(デポジット)が戻ってきたものの金額が合わないとき、まず明細があるかを見てから項目ごとに照らし合わせることについての別の記事があります。そちらで扱っているものは別ですが、やり方は同じです。
いつ追いかけるべきか、誰に電話するべきか
追いかける前に、相手の側が本当に送り出したかどうかを確認します。聞くのは具体的な二つのことです。返金を送り出したのは何日か、そしてどの番号(下四桁)あてに送ったか。この二つが手に入らなければ、その先は調べる手がかりがありません。
二つとも手に入り、まる一周期が過ぎてもまだ見当たらないとき、そこで初めて次の電話をカード発行会社か銀行にかけます。当サイトには、身に覚えのない請求を見つけたときの対処の順番についての別の記事があります。その中の資料を準備する部分は、そのまま使えます。
この記事の範囲
この記事で扱っているのは、返金がたどる経路と、それぞれの段階で何を確認するかで、書いているのはやり方です。当サイトは、個々の返金が成立すべきかどうかを判断せず、異議申し立てや苦情の手続きについても述べず、特定の機関をすすめることもしません。
相手が返金したことを認めない、あるいは金額についての双方の認識が大きく違う場合、それはもう照会の問題ではありません。当サイト(ツールサイト)には、自分と相手の言い分が食い違うとき、違いが事実にあるのか理解にあるのかをまず見分けることについての別の記事があります。
ポイント
返金は、特に指定がなければ元の道をたどって戻ります。戻る先は当時支払ったカードや口座で、いまいちばんよく使っているところではありません。明細書には元の取引の日付で載ることがあるので、日付ではなく金額で探します。元のカードをすでに解約していてもお金はそちらへ送られるので、そのとき連絡する相手は店ではなくカード発行会社です。戻ってくるのはお金ではなく店の残高かもしれません。受け取る前に、自由に使えるか、期限はあるか、譲渡できるかを聞きます。金額が少ないときは、ひとことの説明ではなく項目ごとの明細を求めます。本当に追いかける前に、二つのものを手に入れます。何日に送り出したか、そしてどの番号(下四桁)あてに送ったかです。