お金は見えているのにまだ使えない:振込と入金の時間差
アメリカの口座を使い始めたばかりのころ、いちばんつまずきやすいのがこの点です。口座にはお金がもう入ったと表示されているのに、実際にはまだ全額を使うことができません。これは入金と利用可能になるまでの時間差であって、誤りではありません。
二つの数字を分けて見る
多くの口座では、二つの数字が同時に表示されます。一つは帳簿上の残高、もう一つは現在の利用可能額です。処理中の入出金があるあいだ、この二つの数字は一致しません。
ですから「いまこの支払いができるか」を判断するときに見るのは利用可能額のほうで、大きいほうの数字ではありません。渡米直後で金額に余裕がない時期には、この点が特に重要です。
時間差が生じやすいよくある状況
ルールは金融機関ごとに違います。以下は、よく出くわす種類です。
- 実際にできること
- 小切手を預け入れたとき
- ほかの金融機関から振り込まれてきたお金
- ある送金方法を初めて使うとき
- 金額がふだんの取引よりずっと大きいとき
- 新しく開いた口座で、最初のしばらくはルールが異なることがある場合
口座開設のときに聞いておく
この件は、急いで支払いをしなければならない日になって初めて気づくのではなく、口座を開くその場ではっきり聞いておくのがいちばんです。聞き方は単純です。預け入れたお金はいつから使えますか。預け入れの方法によって違いはありますか。
日数は金融機関と状況によって決まります。やるべきことは、その答えを自分の記録に書き留めておくことです。
予定は前倒しで組む
時間差があると分かったら、実際のやり方としては、振込をお金が必要な当日ではなく、その数日前に設定します。
当サイトには、請求書の支払いスケジュールの維持についての別の記事があります。理屈は同じです。リマインダーは期限の数日前に設定します。支払い方法によっては、相手に届くまでにそれ自体が数営業日かかるからです。
金融機関をまたぐ振込は両方の側を見る
A の金融機関から B の金融機関に振り込む場合、かかる時間は両方の側に左右されます。A の側がいつ送り出すかと、B の側がいつ入金として記録するかは、別々のことです。
そのため、ある送金経路を初めて使うときは、少額で一度試し、実際にどのくらいかかったかを記録します。そうすれば、その後は自分で確かめた数字を使えます。
当サイトには、カードで先に押さえられる金額、ガソリンスタンド、ホテル、レンタカーでいちばんよくあるものについての別の記事があります。そちらで押さえられるのは利用枠であり、入金の時間差とは別のことです。
当サイトには、「もう払った」とはいつのことか、一件の支払いには実は三つの時点があることについての別の記事があります。入金の時間差とは、その三つの時点のあいだの距離のことです。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、気をつけるべき考え方と聞いておくべき質問です。入金にかかる時間、ルール、条件は一切述べておらず、特定の金融機関や送金方法も勧めておらず、金融面の助言にもあたりません。実際のルールは、取引先の金融機関の正式な案内が基準です。
ポイント
帳簿上の残高ではなく利用可能額を見ます。口座開設のときに、入金がいつから使えるかをはっきり聞いておきます。新しい送金経路はまず少額で一度試し、実際にかかった日数を記録します。