収入源が同時に二つあるとき:記録は分けて作る
同時に二つの仕事を持つことや、一つの給与にほかの形の収入が加わることは、渡米直後にはよくあります。記録を分けるかどうかは、最初の一件が入ってきた時点で決めておくのがいちばんです。
なぜ分けるのか
二つの収入源では、書類の形式が違うことがあり、支払いの周期も、控除される項目も、準備する資料も違います。混ぜてしまうと、どちらか一方について単独で説明が必要になるたびに、分け直すことになります。
当サイトには、W-2 と 1099 の違いがどこにあるかについての別の記事があります。この二つの形式の違いこそ、記録を分ける必要がある理由の一つです。
最低限の分け方
複雑な仕組みは必要ありません。同じ表に「収入源」という欄を一つ足すだけで十分です。あるいはシートを二つに分けます。大事なのは、一件ごとにどちらから来たものかを明記することです。
どちらか一方に関連する支出があるなら、それにも同じように印をつけます。そうして初めて記録のつじつまが合います。
支払いの周期の違いはキャッシュフローに影響する
一方は決まった周期で、もう一方は不定期だったり後払いだったりすることがあります。そのため月々の支出の計画は、総額だけを見るのではなく、一件ごとにいつ実際に入金されるかを見る必要があります。
当サイトには、収入が毎月一定でないときにキャッシュフロー表をどう作るかについての別の記事があります。当サイトには、お金は見えているのにまだ使えない時間差についての別の記事があります。どちらの記事もここに当てはまります。
書類も分けて保管する
年の初めから順々に届く書類は、収入源ごとに分けて置きます。紙でもクラウドでもかまいません。大事なのは、どの一通がどちらのものかが一目で分かることです。
当サイトには、確定申告(税務申告)の時期の前にまず書類をそろえておくこと、そしてその年度のフォルダーを一つ作ることについての別の記事があります。収入源が二つあるなら、そのフォルダーの中をさらに二つに仕切ります。
変化があったら一行書く
どちらか一方が始まった、または終わった、支払い方法が変わった、金額の構成が変わった。こうした変化はどれも、日付を一行書き留めておく価値があります。
あとで「この期間の自分の収入源は何だったか」を説明する必要が出てきたとき、その数行の日付が答えになるからです。記憶に頼って思い出すと、たいてい間違えます。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、記録の整理のしかたです。どの収入や働き方の性質も判断しておらず、税務、源泉徴収、申告に関する規定は一切述べておらず、誰の状況も評価しておらず、税務、法律、金融面の助言にもあたりません。関連する問題は資格のある専門家にご相談ください。
ポイント
最初の一件が入ってきた時点で、分けて記録すると決めます。最低限は「収入源」の欄を一つ足すことです。二つの支払い周期の違いがキャッシュフローに与える影響に気をつけ、書類も収入源ごとに分けて保管します。